01
02
03
04
05
06
07
08
09
10


足音
波音
雨音
弦音
風音
刃音
物音
葉音
水音
川音
羽音
消えた音
電話のベル
鈴の音色
軽く弾く音
音を保存
川のせせらぎ
チャイムの音
羊皮紙に文字が綴られていく音
ラジオから漏れる音楽にのって
「入ってきなよ」と天からの電子音
冷酷さを大いに含ませて、歓喜を僅かに滲ませて、哀音を仄かに響かせて
いつの間にか、その音を聞けば安堵する自分がいた
思い出したように混じるのは、ページを捲る音
聞こえてくる心の音に、耳を傾けていたい
脳は音を正常に感知していた――けれど
一つの音しか、認知出来なかった
音が鼓膜を僅かに奮い立たせた

31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
始まりを告げた音
響いたベルの音色
授業開始のベル
聞こえてくる心の音
耳に微かに聞こえた
煩い踏み切りの音
テープレコーダー
音もなく、風もなく
携帯の呼び出し音
チャイムが鳴った
音もなく気配もなく予定もなく
室内を彩る音は君の声だけ
笛の音が、高らかに鳴った
叫びをかき消す程の余韻
厭な音が耳に纏わりつく
耳に纏わりつく厭な音(声)
耳に纏わりつく電子音
音を拒み思いを馳せる
間延びした暢気なチャイム
音を立てて傍を通り過ぎる風
小さい頃に歌った絵描き歌
無音の空気