1-10

始まる意味
始める意味
挨拶の一欠片
イキモノのような空
りん、と啼く声
見ているだけでいい
塗りたくったような色
しっかりと、相手を見据えて
元々崩れていたのか
最終的に言うならば

11-20

涙を流し、大声で泣き叫んだ
騒ぐ世界に未練もなく
全てを呑み込みそうな空
空がとても切なくて
言葉を残して、逃げ去った
手に入れたくなるような
忘れられないものが、あるから
忘れられない気持ちがあるから
戦って何になるのだろう
出逢いが始まりならば、別れも始まり

21-30

果てしなく続く空
仮定ではなく、絶対に。本当に
何故、戦わなくてはならないの?
始まった理由と、始めた理由
沈みゆく太陽
大丈夫、聞こえているよ
チャイムの音
チャイムが鳴った
終わってしまえば、それまでだ
記憶を置き換える方法と言うのが、催眠と言うもの

31-40

空しか見るものはなかった
色の無い世界
孤立主義が打破される
テープレコーダー
生きる事に飽き、厭になった
それは、哀願だった
強さと弱さ
弱さも強さも関係ない
必要以上の問いかけ
正面からの問いかけ

41-50

信じるもの
勝手に名前を呼んでいる
永遠に続く空
戦わなかった理由
挑発の色が滲んだ、戯言
目に止まった、その色
始まりを見つけた
始まりを見つけた人
失くなって……無くなってしまうんだよ?
正直に言えばいい

51-60

進むべき道
逢う事で始まるこの世の理
戦い方を教えてくれた人
始まってしまった物語
始まりから生まれた物語
終わって欲しい物語
終わる筈なのに、また始まった
出来うる限りの、冷淡な声色を装って
水のように透明でいて、掴めない色
泣いている声、怒っている声、不安そうな声

61-70

周囲の視線に己の視線を交わらせる事なく、空を見る
オブラートに包んだ声音
脳は音を正常に感知していた――けれど
己の在り方
下手な鼻歌
辿り着いた果て
掻き消された
囀る事など、始めから知らない
鳴く事さえも忘れてしまった
泣く事さえも忘れてしまった

71-80

静々とした声音が、鈴のように思えて心地いい
始まってはいけなかったのに
雨降ったら、傘を差せばいいだけのこと
終わりを迎える
真剣に刃を交える
死者、ゼロ名
死者、多数
透きとおった色
嘘だ嘘だと偽り続けたい
鳴くと言う本能を、捨てた
こっそりと、言ってみた

81-90

曇天の空に轟く煩い雷
猛々しい声で、啼いた
じっと静かに耳を傾けて
無気力、無関心、無責任……後は無感動で四無主義だ
白い大きな匣の中
閉ざされた匣の中
その一色だけを
死んで償ってくれない?
戦うとはどう言う事?
周りの声が聞こえない

91-100

動くのは、言葉を紡ぐ花唇だけ
死者へのたむけ
置き換えた過去の記憶
戦う事に意味もなく
太陽が上にある時、月は裏に存在している
君に似合う色
たとえ呼び声が届かなくても
自作自演の物語
その声に宿るは、
その声に宿っていたのは、